雑記・ゲーム編・その2(第6回) ファイナルファンタジー5

※ ネタバレを含みます。長いため複数回に分割していて、これは6回目です。


前回はジャコールの洞窟(寄り道ダンジョン)まででした。今回は次の目的地から……

クレセント

クレセントの町では入ってすぐのイベントで火力船が使えなくなる。よって情報を集めると森にすむ黒チョコボを捕獲して空を移動できるようになる。ここで火のクリスタルの残りのジョブ「かりゅうど」「ぎんゆうしじん」が手に入る。こんな離れたところで運よくバッツたちの手に入るあたりはご都合主義……それともクリスタル同士は引き合うとでも?しかし黒チョコボが欠片を飲み込んでいたのは、カラスが光り物を集めるのに似た習性でもあったのだろうか?2個飲み込んでいただけでなぜか飛べなくなり、しかしバッツ一行全員を乗せて飛べるのはどういう事なのか?ありそうなのは火のクリスタルの欠片の持つエネルギーが、黒チョコボの持つ飛行に必要な何かを阻害していたというあたりか?そもそもクリスタル一個のエネルギーを増幅させて(多分エネルギー生産量を無理やり増やしている?エクスデスの封印は通常稼働の4つで丁度良い範囲だった?)その国を豊かにするレベルのエネルギー資源として利用していたのが世界各国のありようなので、クリスタル一つの持つエネルギーはすさまじいのだろう。そんなものが欠片とはいえ体内にあったら悪影響の一つや二つは出るのかもしれない。

こんなの飲み込むか?

狩人の武器・弓矢は二刀流や「りょうてもち」が使えず、回避率を半分にして計算するという短剣と同じ仕様があるが素の命中が低め(終盤の物除く)。命中率は初期コマンドの「ねらう」でカバーできる。習得アビリティは消費MP0でランダム効果な「どうぶつ」、わかりにくいがさりげなく優秀な「ゆみやそうび」、そして物理最強の一角「みだれうち」あたりが特筆されるもの。乱れうちは威力半分・基本必中の物理防御無視攻撃を4連続で対象をランダムに繰り出すというもの。これには魔法剣の効果が乗り、クリティカル可能な武器なら判定があり、二刀流なら8回攻撃になる。平気でカンストの9999ダメージを出しまくれるようなキャラには非常に有効で、威力半分になっても5000以上のダメージが出るなら大幅な火力増になる。魔法防御や魔法回避を参照する武器で行う場合、それらは無視できない代わりに威力が半分にならないメリットもある。また、3回目以降の攻撃で敵を倒した場合ファイナルアタックが起きないというバグっぽいメリットがある。デメリットはランダム対象である・武器の追加効果は基本発動しない・攻撃回数ゆえにエフェクトが長いぐらいだろう。あと習得に必要なABPが高い。狩人マスター時に習得なので600(弓矢装備から数えても400ほど)も必要。

今作は弓矢セットだが、過去作には矢を使い分けるのもあったな……

吟遊詩人は少々癖がある。専用武器の竪琴は何も起きない攻撃+追加効果という癖のある構成。こんなものを装備可能にする「たてごとそうび」なんてアビリティの使い道は……能力値補正にある。初期コマンド「うたう」は歌を入手(例:町の吟遊詩人と会話。最寄りのクレセントでもある)して技を増やす・沈黙や「ミュート」で封じられる(旧スマホ版の竪琴も)と魔法系に近い部分があるが、全体の半数の強化系の歌は自分で中断できない。敵の物理攻撃で中断されるか味方に沈黙にしてもらう事で中断できる。強化系は徐々に効果が出るので長期戦にならないと効果が出にくい(同じ敵の行動と行動の間の時間で能力は2~4上がる。これは歌い手が「ヘイスト」状態および複数人で同じ歌を歌うなら加速可能。スロウなら減速する)。残り半数の瞬時に効果の出る歌は分かりやすく強い。またハードによってバグがあるので歌ってないのに歌ってることになったり、永続する上昇効果が歌い手が睡眠や混乱を打撃で解除されることで元に戻ったりゾンビになっても歌い続けたりする。旧スマホ版では色々修正された結果バランスブレイカーと化した(詳細は必要な魔法の項にて)。自分は初プレイ時はこれらのアビリティのメリットがわからずスポットでしか使ってなかった。もったいない……

イラストの帽子が狩人と似てるが、ゲーム中では帽子ではなくヘアバンドっぽい


クレセントの町周辺では必ずクレセントが現れる(お供や出現数は何パターンかある)。こいつからは銀の弓矢が盗め、たまに「デスシックル」を落とす。前者も売って資金源にするのにいいが、後者はこの時点では唯一「デス」(即死・アンデッドは全回復)を追加効果で発動する。レベル5デスや放つ(マニウィザード)などの条件or回数制限付き即死を除けば早期から使える即死手段。魔法の追加発動という形なのでリフレクには注意。斧装備なしではバーサーカーとすっぴんしか使えないのが欠点。

別にこんなエフェクトは出ない

クレセント北の小島ではブラックフレイムが必ず5体組で現れる。HPは低いが物理回避・魔法防御が高いうえ4属性を吸収する。この傾向は色違いのモンスターもおおよそ同じ。青魔法「くろのしょうげき」を使うので覚えておくといい。歌などの音系が必中するうえ、水属性が弱点なので「すいとんのじゅつ」なら一発。というかどの術投げてもいいはず。経験値もギルも稼げる。よそで会って数が少なければ必中物理でもOK。

こんな投げやりなデザインではない。

クレセント南西の森のない小島ではプロトタイプのみが単独で出現する。HPが5000もあり防御力が異様に高く防御無視系や固定値系の攻撃くらいしか通らない。純粋な攻撃系では忍術やロッド折りでも何度も使わなければならないため搦め手で倒すべき。攻撃面は「ブラスター」が危険でマヒか即死が単体に発生する。青魔法「かえんほうしゃ」「ミサイル」も使うがどちらも固定エンカウントの候補が使ってくるため無理に覚えなくてもOK(偏って出現すると片方しか覚えられない可能性もあるが。固定エンカウント時に解説は後回し)。とっておきの搦め手として操るが一応通じ、使用可能技の中に自爆があるのでそれで自滅してもらおう。覚えてなければ黒の衝撃×2からのレベル5デスで。ギルは持っていないが経験値2000と4ABP、ダークマターを必ず落とす。エーテルも盗める。初プレイではそもそも出会わなかったけど。そんななにも見当たらないところって行かないよね。

自爆させるって聞くとこんなイメージが……

リックスの村

ストーリーを進めるには古代図書館に戻ればいいのだが、寄り道として二か所ほど行ける町がある。イストリーの村とリックスの村である。イストリーは火力船でも行けたがマップ北西部と遠いので記述を遅らせた。リックスは最序盤に風の神殿の北の山を越えた先に見えていた村。バッツの故郷なのでいくつかイベントがあったり、薬の類(初めてエーテルが店売りしている)が半額で買えたり、宿に無料で泊めて貰えたりする。実家は吟遊詩人(オルゴールを鳴らした後に誘惑の歌を教えてくれる)が住んでいるあたり、売るか貸家にしたかなんかだろうか……?それ以外には忍者用のアイテムを売っている。しばらくはここでしか買えないので忍術・手裏剣を投げまくりたい人はガッツリ買っておくといい。エーテル稼ぎをしてない場合は(ここ以外で店売りしている場所は割引なしなので)ある程度買ってもいいし、石系モンスター対策に金の針を買ってもよい(この情報はクレセントの町で聞いているかも)。

なんでこれを読まずに投げて効果が出るのか……

イストリーの村

イストリーの村内のちょっとしたギミックを解くとトードや愛の歌が習得できる。ここの店には5万ギルと超高額な指輪が3種売っている。これらは本来終盤に入手することを想定しているのか能力値だけ見ても非常に強力。能力値以外では「さんごのゆびわ」は耐性が水吸収炎無効と前者がかなりピンポイントで後者は他の指輪で補え、雷弱点は危険な可能性がある。「てんしのゆびわ」はしばらくは老化耐性としてしか(ゾンビ化はある程度進めないと使う敵がいないので)運用できない。「ほのおのゆびわ」は炎吸収冷気無効水弱点と比較的汎用性が高い。なぜこうなるかというと、ひとえに水属性攻撃の使い手が少ない事にある。具体的には(GBA版の追加要素は詳しくないから除くが)ボス3種とザコ1種だけである。つまり特定のボス対策には珊瑚の指輪は有効であり、炎や冷気の使い手が多いまたは情報のないエリアをうろつく時には炎の指輪が使える、といった具合である。天使の指輪はもちろんゾンビ化を使う敵のいるエリアで役に立つ。初プレイでは金が足りるわけもなく全部スルーしたけど。

宝石を炎の形にすれば正しいデザイン?

イストリー周辺ではストーリーを進めると戦えなくなるモンスター(新種2体)もいるので図鑑コンプ狙いの人は気を付ける(クリアすると入れない場所以外で期間限定の雑魚が出るのはここと船の墓場と古代図書館)。地形で出現モンスターが変わり、平地ではストーンゴーレムが出るが金の針なら楽勝。しかも盗めるのでノーコスト……自滅願望でもあるの?森には危険なミニドラゴンと召喚獣「ラムウ」が現れる。ミニドラゴンは必ず5体で現れHP1000、物理回避30と倒しにくい。危険度を高めているのが「プチブレイズ」。全体に冷気属性の攻撃で、これを5体で連発されると全滅の危険がある。倒すだけなら忍術二発で行ける(うえ、経験値計4500がウマい)のだがこいつは低確率で「りゅうのきば」を盗め、竜の牙は2500ギルで売れる(本来の使い道はまだ未取得のジョブ)。よってプチブレイズを使わせないようにしたいが、通じるのはトードとスロウで封じれるのは前者のみ。確定では効かない(レベルにもよるが単体がけで80%、全体がけで40%程度)点に注意。ラムウは雷属性の魔法・技を主体にフラッシュや黒魔法「アスピル」(MP吸収)でこちらを妨害してくる。雷属性や麻痺等は通じない。まともに戦えばそこそこ強いが耐性に致命的な穴があり、デスクローで瀕死にしたり、グラビデやミサイルのような割合ダメージやデスによる即死が通じてしまう。ファイナルアタックで二度とエンカウントしなくなるようになるのだが、それすらもストップにすることで封じてしまえる……自分は穴に気づかず頑張ってた。というか敵に状態異常が効いてるかが分かりにくい……わざわざ白魔法「ライブラ」を使う必要がある。旧スマホでは見えるらしいが。

次回は流砂の砂漠あたりから……


脚注

※1 りょうてもち……プログラム上はサンドウォーム3体、穴3体、管理用1体で構成され、サンドウォームと穴を出現・消滅させることで演出している。サンドウォーム自体は無敵で与えたダメージは管理用個体で計算されているらしい。こういったプログラム上はいてもプレイヤーには選択できない敵がいるバトルでは、ランダム対象に選択できない敵が含まれてしまうために非常に使いにくくなる……さらなる仕様として、本体を殴ろうとしていなくなったため穴を殴ったという状況の演出のために、本来はランダム対象で誰もいない枠を選んだら再抽選が行われるという仕様を無効化しているので、本体を殴れる確率は1/8(8はモンスターの最大出現数)になってしまっている。

※2 ねらう……分身状態以外では回避されない通常攻撃を行う(武器の追加効果も旧スマホ版より前では発動する)。暗闇状態では使えず戦うよりは若干発動が遅い。斧などの命中の低い武器と相性がいいが、その斧を主体にするバーサーカーではそもそもコマンドアビリティは使用できないため、狩人に「おのそうび」やすっぴんに狙うで使う形になる。

※3 どうぶつ……風水士の地形と比較すると補助系が多い。選択肢の増える条件も地形と同じ使用者のレベル依存なのだが、こちらの方が技数は少ないが地形依存がないので結果的に特定の技を狙って出すのが大変(動物は最大9種、地形は最大4種からランダムなので)。

※4 ゆみやそうび……弓矢が装備できる以外に力と素早さに補正が入るのだが、後者の素早さ補正が大きい。全ジョブ中4位なうえ、1位のシーフより補正アビリティの必要ABPが安く(累計で200くらい。シーフは600超)、2位タイの忍者と魔法剣士は素早さ補正アビリティがないという状況が後押ししている。弓矢自体も、素早さが低くランダムで後列を殴るバーサーカーや、力・素早さ共に低く素早さ目的でつけたうえ、ヒマもしくは節約時に弓矢に持ち替えて攻撃すればいい魔道士系と相性がいい。

※5 みだれうちについての補足……「基本」必中とは分身で避けられたり、魔法系武器は魔法回避を無視できない部分。二刀流時は対象は2回攻撃ごとにランダムという形に。旧スマホ版では魔法防御力・魔法回避を無視するように強化されたらしい。ぶっ壊れてるな。

※6 ランダム対象の欠点……敵が多い時にダメージがばらけることは想像しやすいだろうが、それ以外にもランダム対象攻撃は敵にダミーや無敵があるとそこを攻撃してしまうことがある。ダミーはプレイヤーが対象を選ぶ技では選択できないのでまさに乱れうち対策。巻き込まれているバーサクと「メテオ」はいいとばっちりである。

※7 竪琴の欠点……仕組み上ほとんどの物理攻撃系特殊コマンドで攻撃できない(旧スマホ版では追い打ち的にそれ以前は有効だった狙うなども不発になった)。また魔法回避でよけられたりボス特性でほとんど無効化できたりもする(最強武器のみ例外)。盾や二刀流は不能。弓矢と同じ後列両手武器なのにどうしてこうも使いにくいのか……。攻撃力が関係しないあたり縛りプレイには使い道があるようだが。

※8 たてごとそうび……最強装備以外使いにくい竪琴を装備するために使うのではなく、全ジョブ中5位の素早さ補正を手に入れるために付ける。習得までに必要なABPが累計75と安いのもいい。弓矢装備を覚えるのが面倒だけど素早くしたい人向け。魔力補正はあまり高くない。

※9 瞬時に効果の出る歌……「たいりょくのうた」、「ゆうわくのうた」、「あいのうた」は早期に入手できそれぞれ「リジェネ」(HP自動回復状態)、コンフュ、ストップの成功率を上げて全体化し消費MP0(MPは全歌共通だが)とかなり便利。「レクイエム」はアンデッドにのみ効果がある全体攻撃+スリップ(HP徐々に減少)な唯一の攻撃歌である。ただし威力が最強の召喚魔法より若干弱い程度と習得時期からするとぶっ飛んでいる。さらに防御力やダメージ半減状態を無視する特性まである。

※10 青魔法「くろのしょうげき」……レベルを一時的に下げて(半減・端数切捨て)結果的に火力が下がる。しかし敵は物理倍率が固有値であり大半は魔力も0に設定されているため、耐性のない妨害系を若干当てやすくするかリジェネの効果を下げる程度の効果しかない使いにくい……と思いきやレベルをいじることでレベル系青魔法を当てられるようにするという使い方がある。一部ボスをこれとレベル5デスのコンボで仕留めたりもできる。自分がレベル5デス等を回避するのにも使えなくもない。火力は落ちるが。

※11 きんのはり……石化治療効果が本来の用途だが、石のモンスターに使うと即死する。アンデッドにHP回復を行うとダメージ、蘇生を行うと即死、即死(デス系のみ)を行うと全回復というのもそうだが、FFのこういう仕様が好き。

※12 竜の牙の売却……後に使うなら売らなくていい。同じ5体出現があるブラックフレイムと比較すると出現率も低いため、稼ぎの期待値は低くなる。ゆえに稼ぐならブラックフレイム(バランス)、プロトタイプ(EXP・ABP)、クレセント(盗みからの売却狙い)、どくろイーター(ABP・エリクサー)などが(安定させられるなら)オススメだったりする。

※13 白魔法「ライブラ」……現在レベル・現在HP/最大HP・弱点属性・現在のステータス異常状態を表示する魔法。一部ボスはHPが????になる。敵を老化させるとレベルが変動し、それを見てレベル系青魔法のタイミングを計る戦術がある(タイムラグは念頭に置く必要がある)。ただし、旧スマホ前はリフレクするとレベルが表示されなかったり、味方の一部のレベル変動技の結果が表示されなかったりするバグが……。

資料

記憶があやふやな点、未プレイのハードでの内容などの部分を書くのに次のサイトを参考にしてます。(アドレスは頭のh抜いてます。)

・ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki(ttps://wikiwiki.jp/ffdic/)

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移り気な人

その名の如く趣味の対象が安定せず、新しい事を始めても長続きしにくいです。投稿は長続きさせたい…… 趣味:web閲覧・読書・ゲーム・アニメ……要するに『お話』を見る事 現在のマイブーム:スパロボ系(PS2、PSP、vitaのソフトのみ所持)

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