雑記・ゲーム編・その2(第7回) ファイナルファンタジー5

※ ネタバレを含みます。長いため複数回に分割していて、これは7回目です。


前回は黒チョコボでの寄り道まででした。今回は次の目的地から……

流砂の砂漠

古代図書館でのイベント後、タイクーン王の目撃情報を追って流砂の砂漠へ向かうのだが、すぐにボス戦になる。忠告さえ聞いておけば大したことのない相手だが手間がかかる。どういうことかというとボス「サンドウォーム」以外に「あな」が二体いて(見かけ上はサンドウォームが3つの穴を移動する)、モグラたたきのような戦いになる。穴に攻撃するとカウンターでグラビデが飛んでくる。つまり通常魔法の全体がけや乱れうち・バーサーカーなどは不適格となる。さらに敵への物理攻撃は常に敵が後列にいるものとして扱われるため減衰する(敵の攻撃時は前列扱いなのに……)。敵の攻撃は通常攻撃(カウンター不能)と全体に60ダメージ+スリップ状態の「りゅうさ」とヌルいのが救い。スロウのみ有効だが、スロウをかけてもなぜか穴の移動速度はそのまま。面倒なこいつを素早く倒すのには強力な全体攻撃で瞬殺すること。最有力候補はアクアブレスでよほどレベルが低くなければ一撃。水遁の術でも一撃とはいかずとも弱点ゆえに2・3発で倒せる。ロッド折りまくりでもまあいける。バトルの仕様の複雑さゆえにバグがあり、スリップ状態の効果で死ぬと(ファイナルアタックで穴を消したりすることが行われなくなるため)バトルが終わらなくなる。なお旧スマホ版では隊列・スリップバグは修正され、水弱点が無くなっているらしい。自分の初回プレイ時は……スロウかけながら地道にモグラたたきしてた。時々決定した直後に移動されて当たんねーってなってた。ストーリー的には道を作るためにわざわざ呼び出されて倒されるという不憫なやつである。戦意がないから自発攻撃が弱いのだろうか……。

なぜこれがグラビデを……?

流砂に流されながら砂漠を越えるのだが、流されている間も敵は出るので注意。全ての敵に砂漠特性と水弱点があるが、注目すべき敵はサンドベア。こいつは攻撃力は高いがジャベリンをレア枠で盗める。通常枠がなく時間さえかければ必ず盗めるので、白魔法「スリプル」で眠らせるなどしておくと安全。ジャベリンは金策には使えないが攻撃力が非常に高い。これより強い槍はGBA版追加や終盤の敵のレア盗み枠、伝説の武器に店売り最強といったところ。店売り最強との攻撃力差は10未満なのでいかに強いかがわかる。なお槍は忍者の投げるでも使え、ジャベリンはリックスで2500ギルで売っている手裏剣よりも威力が高いという、現実での投擲用の槍ということを反映でもしたのかという代物。投げるためにたっぷり稼いでも良い……時間がかかるが。

サンドベアは放つでの威力もこの時点では高い

滅びの町(ゴーン)~カタパルト

砂漠の先の滅びの町ではイベント。地下に落っこちるのだが、セリフからすると長い距離を落ちたようなのに、その割に怪我一つないのはすごい。後々入手するジョブで「ジャンプ」する人たちだと思えばありえなくもないのか。その直後の置き去りくらいかけるガラフには笑ったが、真剣に考えると床下に別の足場がない限り、雲梯やロッククライミングなんかの要領でバッツたちの前に回り込んでいるのか……すごい爺さんだ。そして古代のワープ装置でクレセントの地下・カタパルト(この時点では名称不明)へ移動させられるのだが、到着したバッツたちは崩壊するワープ装置から逃げる羽目に。老朽化が原因とは言えデストラップもいいところ。しかし「いっぽう そのころ…」でクレセントの森に黒チョコボを返しに来たシドとミドは一体どうやって古代図書館へ戻るつもりだったのか……?そして目についたスイッチを押すとなぜかシドたちの足元に穴が開いて動かなかった扉が開く。この辺ご都合主義だな。ベッドのある居住区では休めるので宿代わりにできる。宝箱の近くにあるスイッチを押そうとすると押せず、文字が書いてあるのだが五百年から千年は前の文字を読めるのは一体……?その文字で「あほーが、見ィーるゥー」とやられたり(なおヒントは2枚目にあった)、壺を調べて出てきたカエルが本棚にぶつかって本を飛び出させたりとか……古代文明はいたずらにも全力らしい。

ロンカ文明にはこんなのがよくある。

そして先に進むと沈没したはずの火力船がある。内部に入れて動力室(リクイドフレイムと戦った部屋)までは進めるので、取り逃した宝や再戦したいザコといった要素を回収できる。火力船の隣にはプロペラの付いた船があり、落っこちてきたシドたちが少しいじったら動き出す。しかしこの世界には落っこちて怪我をする概念がないのか?そして浮上した船……飛空艇の船底にモンスターがくっついていたためボス「クレイクロウ」との戦闘になる。序盤のカーラボスの色違いで船の上での戦闘になる点、雷が弱点で連発で当てるとあっという間に沈む点まで一緒。状態異常もほとんどが有効。使う技は麻痺攻撃がスロウ+スリップ攻撃に入れかわっており、テールスクリューで瀕死になることも合わせると、同一キャラに瀕死とスリップのコンボで戦闘不能になってしまう。まあ一人旅かつ速攻をかけられないような縛りをしているか、不運に見舞われない限り地味なボスと言われてしまうのだが。自分の初プレイ時も苦戦はせず普通に相手してたら倒せてた。ちなみに珊瑚の剣を盗め氷の弓矢を落とす。どちらも店で買えるが倹約家かつコレクターな人はここで入手してもよい。しかしこいつ、飛空艇の船底にくっついていたのはなぜだ?襲ってきたのは多分急に船が動いたからじゃないかと思うが。

火力船が沈んどいてこうならないのが謎すぎる……

アダマンタイト回収(タイクーンの隕石)

そして滅びの町に近づくと町が吹っ飛んで巨大戦艦みたいなのが登場する。遥か高空に上がっていってしまうので戻ってシドたちと話すと、クリスタルはその戦艦型遺跡の中で高空にたどり着くにはアダマンタイトが必要になると言われる。それなら隕石にあったとガラフが言うので取りに行く事になる……ガラフの隕石って別世界との行き来の手段なのにそこから外して大丈夫なのかと今になって思うが、どうやら全然問題ないようである。しかしアダマンタイトがあったことを覚えているのは……?入手までのガラフとバッツの会話にはちょっと笑った。そして帰り道にボス「アダマンタイマイ」が襲ってくる。ひたすら物理攻撃を繰り出してくる(2回中1回は2連続攻撃)うえ倍率が高いので防御力の低いキャラは大ダメージを受ける。おまけに分かりにくいがプロテス・シェル(魔法ダメージ半減・敵魔法命中率半減)状態になっており固い。弱点の冷気属性でも倒しきるのに苦労し(ロッド折りでも複数必要)、状態異常耐性もそこそこ穴があるが魔法回避自体は高いので効くまでに時間がかかる可能性が高い。しかしレベルが20なのでレベル5デスが効いてしまう。初プレイでは回復しつつ冷気で攻めるという正攻法で撃破したはず。なぜ襲ってきたのか分からないボスの一体。

実際のカメは襲い掛かってはこないものの、種類によっては嚙まれると食いちぎられる可能性も……

またカタパルトに戻ってシドたちにアダマンタイトを渡す。ひと眠りした間にシドたちが作業をしているシーンが流れるのだが、明らかに分身しておりBGMも「急げ!急げ!!」(カルナック城脱出時の曲)がだんだんテンポアップしていくという演出である。そして目覚めたバッツのセリフが「ふァ…なんか…飛空艇がもうでき上がってる夢を見たなァ…」である。あの光景は夢ゆえのトンでもかと思いきやシドたちが来てできたと言われる。早ッ!分身してたかはともかく驚異的な作業スピードである(自分にもその速度を分けてほしい……)。しかも鉱石っぽいのに精錬とかしないでそのまま使えるのか……なんか魔法の石的なモノなのかな?説明を受けるがセリフでAボタンとか言われるのは世界観をぶち壊されると思う人もいるかもしれない。そしてレナが空飛ぶ町に行けるのね?っていうのだがあれは町と言っていいのか……?とにかく砲台をすべて壊さなければ町の中には入れないと言われるので戦闘準備して出撃。

こんな町があってたまるか!……(形はともかく)マクロスとかあったか

次回はロンカ遺跡から……


脚注・考察

※1 モグラたたきの実態……プログラム上はサンドウォーム3体、穴3体、管理用1体で構成され、サンドウォームと穴を出現・消滅させることで演出している。サンドウォーム自体は無敵で与えたダメージは管理用個体で計算されているらしい。こういったプログラム上はいてもプレイヤーには選択できない敵がいるバトルでは、ランダム対象に選択できない敵が含まれてしまうために非常に使いにくくなる……。さらなる仕様として、本体を殴ろうとしていなくなったため穴を殴ったという状況の演出のために、本来はランダム対象で誰もいない枠を選んだら再抽選が行われるという仕様を無効化しているので、本体を殴れる確率は1/8(8はモンスターの最大出現数)になってしまっているということらしい。

※2 バグバトルの終わらせ方など……この状態を解消するにはサンドウォームに蘇生系を行えば死んでしまったファイナルアタック用の個体が復活するので後はサンドウォームを攻撃して管理用個体に戦闘終了用の行動をとってもらえばOK。ただしバグったグラフィックが出現するので台無し。この時点ではスリップ化攻撃は放つぐらいしかなかったと思うので、そんなに頻繁に起こらないと思う。

※3 文字……バッツたちの中の誰が読んでいるのだろうか。考えてみたが、別の世界から来たガラフと問題なく会話できるあたり、言語・文字に関してはほとんど変わらないのかも?ガラフが30年前に来た時点で教えてもらった可能性もあるが、エクスデスを追っている間に悠長に誰かに習う時間があったかどうか……怪しい。他にもいくつかの理由からこれが一番ありえそうな気がする。

※4 カエルと本……何百年もカエルが生きてるとは思えないので機械だと思う。本が飛び出すのは飛び出した本と隣の本の表紙の摩擦を少なくしたりバランス悪く入れたりすれば出てくるかも。ヒントのページが開くのはそれ以外のページが開けない作りになっていればいい。右だの下だのは正直プレイヤーの目に映るのに翻訳されたと思うしか……

※5 落下してケガしないの?……バッツたちもシドたちも怪我してないから落下ダメージの概念がないのかと思いきや、北の山のマギサはファリスが崖から落ちた時に喜んでた(=死にうる)ということを合わせて考える。結論としては古代ロンカ文明の落下系の装置には何らかの安全装置がついてるのかもしれない。つまりバッツ・シドどちらの一行も高所から低所へ素早く移動する装置を意図せず使ったというのはどうだろう?まあ真実は当時のスタッフしか知らないだろうな。ノリとかの可能性もあるので……。

※6 クレイクロウとクレセント……飛空艇の下にくっついてきたあたり、巣にしていたと思われる。もし火力船をコイツが沈めたのなら別荘にでもしようとしたのではと思わなくもない。カーラボスもイベントシーンでは渦潮を起こしてたから同種のコイツもできそうだし。ただクレセントの町民曰く、良く地震が起きてそれと共に渦潮も起きる、と言っているから違うかも。地震がコイツの仕業で得意技だとすると、飛空艇の上では繰り出せないからしょっぱい戦闘能力だったとか?地震も渦潮もこの時しか起こらないのでクレイクロウの仕業説を0にはできないという……。クレセントの住民の他の話については、特に手をかけずとも作物が育ち・雨が少なくても水が枯れずというあたりは間違いなく古代ロンカ文明の恩恵だろう。地下から変な音がというのはそれに関する機械が動いてる音だろうか?

※7 アダマンタイト……記憶喪失のガラフが覚えていたのは、珍しいが用途が限られる類の鉱石で放置してたのか、行きだけ使う飛行用燃料タンク的な物として設置していたのか……しかし後者だとするなら飛空艇に再利用できるのか疑問だが(まだエネルギー残ってたとかならワンチャン?)。もしかしたら隕石が壊れないようにするバリア発生装置で、そのバリアで覆うから飛空艇を高空に飛ばしても問題ないとか?

※8 アダマンタイマイに襲われる理由……アダマンタイトが好物で持っていこうとしたから襲ってきたのか、それともガラフが設置した防犯装置でそれを本人が忘れて戦闘になったのか、などと考えている。帰り道に襲ってくる以上アダマンタイトがトリガーなのは間違いなさそうなのだが……

※9 セリフでAボタン…………ゲームしてる時にプレイヤーが見てるメッセージは全てプレイヤー向けに翻訳されたものだと考えれば気にならなくなるかも。まぁ自分はそもそも気にならなかった口だが。FF5はギャグシーンも多いのでメタギャグの一種だと思えばいいし。世界観的におかしくないセリフを考えるなら「舵輪の赤いボタンを押すと遺跡の高さまで飛べるぞ」とかかな?ドラクエ6とかそんなんだったし(あれは手綱にボタンという謎構造になっているが)。

資料

記憶があやふやな点、未プレイのハードでの内容などの部分を書くのに次のサイトを参考にしてます。(アドレスは頭のh抜いてます。)

・ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki(ttps://wikiwiki.jp/ffdic/)

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移り気な人

その名の如く趣味の対象が安定せず、新しい事を始めても長続きしにくいです。投稿は長続きさせたい…… 趣味:web閲覧・読書・ゲーム・アニメ……要するに『お話』を見る事 現在のマイブーム:スパロボ系(PS2、PSP、vitaのソフトのみ所持)

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