
今回は、チュニジアにあるとっても素敵な街「シディ・ブ・サイド」の一角を舞台に、のんびりとした昼下がりを感じられるような一枚を描いてみました。
「ただ景色を切り取るだけじゃなくて、現地を吹き抜ける爽やかな潮風や、ゆったりとした空気感まで一緒に届けられたらいいな」なんて思いながら、あれこれこだわって制作しました。
お気に入りのポイントは次の通りです。
1. 眩しい「青と白」を引き立てる光のバランス
この街といえば、やっぱり「チュニジアン・ブルー」と呼ばれる鮮やかな青と、真っ白な壁の組み合わせが最高に魅力的ですよね。 その美しさを一番引き出したくて、あえてお部屋の中は少し暗めに、影を意識して描きました。だからこそ、窓を開けた瞬間に飛び込んでくるターコイズブルーの海と、差し込む太陽の光が、ハッとするほど眩しく感じられるようになっています。
2. チュニジアらしさをギュッと詰め込んだ宝探し
画面のあちこちに、現地の伝統的なカルチャーをちりばめてみました。
- おしゃれな窓格子: 窓のアイアンワーク(鉄細工)は、アラブの伝統的な幾何学模様をイメージして、繊細で上品なレースのように仕上げています。
- 足元の可愛いタイル: 窓際の床には、職人さんが一つひとつ手描きしたような、カラフルでエキゾチックなモザイクタイルを敷き詰めました。
- 窓辺のミントの鉢: チュニジアといえば、甘くて美味しい「ミントティー」が有名。窓辺にそっと置いた銅製の鉢には、そのお茶に使うフレッシュなミントを植えて、現地の人たちの暮らしの息吹をプラスしてみました。
3. 「旅の記憶」が溶け込むようなリアルな質感
絵の中にすっと入り込んでもらえるように、触り心地が伝わってくるような質感(テクスチャ)にもこだわっています。 窓枠のペンキがちょっとだけ剥げていたり、アイアンが少し古びていたり……そんな時間の経過を感じるディテールを描き込みました。 そして何より、地中海の強い日差しが床に落とす、窓格子のくっきりとした「影のアート」が、お部屋の静けさと贅沢な時間を引き立ててくれています。
この窓の前に立って、「深呼吸したら心地いい潮風が胸いっぱいに広がりそう!」なんて、旅情を感じていただけたら嬉しいです。
