いくつ羊を数えるよりも、あなたの言葉を確かめて
山形学園高校・3年4組教室・中
紡「懐かしいね校舎」
哲「そうだね」
紡「ここラクガキしたよね」
哲「しちゃだめなんだよ」
紡「怒られに行ってみる?」
哲「2人で怒られてみよう」
紡「まじで?」
哲「まじ」
紡「いやっ」
哲「はい、いくよ~」
紡「いやだぁいやだぁ」
哲、紡を職員室まで連れて行く。
紡「失礼しまーす」
哲「入んの?」
紡「教室のラクガキ哲がやりました」
哲「えっ」
先生「久しぶり~!!!」
紡「お久しぶりです」
哲「どうも」
先生「あら~大きくなって」
哲「先生も」
紡「お変わりなく」
先生「あら~先生泣いちゃう」
紡「教室にラクガキがあって」
先生「消しとくね(嬉し泣き)」
哲「あの~ほんとごめん」
紡「こいつが悪いです。怒ってください」
先生「見に行こうか」
哲「消しときます」
先生「これからはやっちゃだめだからね」
紡「はーい」
哲「なんでお前が」
先生「元気そうで何より」
哲「先生も」
紡「お元気で!」
体育館
哲「体育何してたっけ」
紡「えーっと、ソフトボール!」
哲「へえ、すごいね。何番?」
紡「2番」
哲「打てた?」
紡「たまに」
哲「へえ」
紡「へえへえボタンか」
哲「懐かしい」
紡「懐かしいね、ボールあるよ」
哲「ほんとだ」
紡「外行こ」
校舎横の通り
紡「楽しかったね」
哲「楽しかった」
紡「10年前に戻ったな~」
哲「学生の時のこといまだに覚えてるよ」
紡「体育の時間終わった後とかね」
哲「よく答え見せてもらったな」
紡「懐かしい~」
哲「(目を見開いて)覚えてる?」
紡「覚えてるよ~」
哲「まだその時のテスト持ってるよ」
紡「そうなんだ」
哲「またみんなと会えたらいいな」
紡「そうだね」
哲「これからどうする?」
紡「また連絡取ろうよ」
哲「いいの?」
紡「いいよ」
哲「もう浮気すんなよ」
藤沢家・玄関前
紡「久々に学校行った」
哲「お疲れ様」
紡「今日さ~ほんと真面目な先生だったよね」
哲「そうだな」
紡「一生いかない」
哲「行けよ」
紡「なんでそんなこと言うの」
哲「嫌いなんだろ学校」
紡「どっちかというと先生」
哲「じゃあ、先生がいない学校に行け」
紡「えー、なぞなぞ?」
哲「いや、俺の家だ~」
紡「え、今は無理」
哲「若いからな~」
紡「ほんとは、先生か薬剤師になりたかったんだ~」
哲「いっぱい夢あるじゃん」
紡「全部消えたんだけど、今楽しいからはなまる!」
哲「俺にもくれ!」
紡「はなまる~」
藤沢家の最寄り駅
哲「さあ、どこへ行こう」
紡「う~ん、家」
哲「まじか」
紡「Amazon届くから」
哲「アマゾネス(ボソッと)」
紡「アラサーに言え!」
哲「ちっちゃいと泣いちゃうか」
紡「魔界の契約書って知ってる?」
哲「あぁ、家にあったような」
紡「あれ本物だから、今度寝た時に夢で見せてあげる」
哲「分かった」
紡「もう帰らない?」
哲「いいよ、帰ろう」
魔界・サタンの書斎
村上サディウス「忍び込んだはいいものの金目のものがない」
サタン「なんでいるんだ」
村上サディウス「秒で見つかった」
チュール「お前はいつから悪魔なんだ」
村上サディウス「どうも。17才(ぶりっこ)」
サタン「お前は一体」
チュール「なにものだ」
村上サディウス「私は、何者でもありません」
サタン「だまれぇ」
チュール「たわけぇ」
村上サディウス「俺は世界を作れなかった」
サタン「巡がいるからか」
チュール「あいつはやばい」
村上サディウス「いえ、そんなことは。俺の能力が足りないせいです」
ゾマ=リフィ「私が力を貸そう」
グザノヴァ「いや俺が」
ゾマ=リフィ「なんでいるの?」
グザノヴァ「つけてきた」
ゾマ=リフィ「き」
グザノヴァ「れい」
サタン「だまれぇ」
チュール「たわけぇ」
ゾマ=リフィ「と。このように」
グザノヴァ「ようするに」
ゾマ=リフィ「村上まとめて」
村上サディウス「まとまらない世界をまとめるように命じられています(棒)」
グザノヴァ「ああ、豚」
ゾマ=リフィ「お肉が食べたいな~」
サタン「ビッグバンみたいなことか」
チュール「えぇ!俺?弱い心」
ゾマ=リフィ「チュール消滅するんじゃね」
グザノヴァ「かもな。バイバイ」
サタン「ようするに。いい言葉だ」
ゾマ=リフィ「流行ってる」
グザノヴァ「いいなあ楽しいこの世界」
村上サディウス「そうだね!それいけムラカミマン!」
サタンは忍び込まれたことを忘れてはいない。
時が来るのを待っている。
