suddenly63

いくつ羊を数えるよりも、あなたの言葉を確かめて

黒田家近くの階段(夜)

紡「ここ、小さい頃来たよね」

哲「前回りしたんだっけ」

紡「髪の毛ちぎれるとか言って大騒ぎしたよね」

哲「もしかして初回会議したところ?」

紡「そうそう。朝日がいた」

渡部「俺もいた。よっ」

宮本「聞いてたけど(大笑い)」

哲「大丈夫?今日2人?」

渡部「2人」

紡「じゃあ、あとは3人で」

哲「夜遅いしな、じゃあ」

紡「ばいばい」

魔界

サタン「最近みんな仕事しないな」

ゾマ=リフィ「毒が抜けてきましたね」

グザノヴァ「もしかしてその喋り方」

チュール「選ばれたのはゾマ=リフィでした」

グザノヴァ「嘘だろ、俺は」

ゾマ=リフィ「私は魔界で天国と地獄を包み込み、天気を自在に操る」

グザノヴァ「そんな人生に俺がする」

ゾマ=リフィ「神々の」

グザノヴァ「集い」

ゾマ=リフィ「もう私たちは魔界の住人」

グザノヴァ「お前はサタンだ」

ゾマ=リフィ「頑張りますホホホホ」

グザノヴァ「き」

ゾマ=リフィ「れい」

サタンだったもの「俺は開錠人になる」

ゾマ=リフィ「下働き、よろしくね」

グザノヴァ「酷い転落人生だ、魔王になろうとしたのに」

ゾマ=リフィ「サタ=リフィとかにしようかな」

グザノヴァ「そいじゃ、この辺で」

並木道(夜)

紡「一緒に夢を見よう」

哲「どんな?」

紡「世界を支配しよう」

哲「いいね(大笑い)」

紡「悪いやつ」

哲「つむぐも悪い子」

紡「下から行くのがつむぐ流」

哲「アンダーグラウンドが哲流」

紡「流派の違い?」

哲「似てる。提携しよう」

紡「来世一緒に魔界に行くのって哲でしょ?」

哲「あぁ、契約書の」

紡「これからもよろしく」

哲「よろしく。また隣で夢を見ようぜ!」

[回想]山形学園高校・3年4組教室・中

紡「最近Amazonで魔界の書買ってさ」

哲「え?どんな?」

紡「魔王を呼び出せる魔法陣の書き方とか描いてあった」

哲「買うなよ」

紡「めちゃ大きく描いた」

哲「どのくらい?」

紡「紙の端に描くって描いてあったんだけど」

哲「うん」

紡「足で地面に描いた」

哲「すごいね、魔王現れたの?」

紡「死神を紹介してもらった。あと閻魔」

哲「天国行けなくなっちゃうよ」

紡「その辺は悲しい」

哲「アンダーグラウンドが哲流だからなあ」

紡「一緒に?」

哲「行く?」

紡「じゃあ、1回忘れることにする」

哲「もうこんな時間じゃん」

紡「帰ろ~」

哲「じゃ(手を差し出す)」

並木道(夜)

哲「最近のつむぐどうなの?」

紡「ん。元気」

哲「なんで?俺見てるから?」

紡「そうだね。毎日楽しいよ」

哲「また頑張るよ、紡のために」

紡「がんばって」

哲「新しいイヤホン買わなきゃな」

紡「黒の?」

哲「黒の」

紡「最初にプレゼント交換したの懐かしいね」

哲「懐かしいなあ」

紡「ハイタッチする?」

哲「イェーイ」

紡「イェーイ」

[回想]山形学園高校・3年4組教室・中

哲、忘れ物を取りに教室に戻る。

机の上には黒いイヤホン。

哲「あったあった」

紡「ねえまだ?」

紡の声が遠くから聞こえる。

哲「今行く~」

哲の耳元で黒いイヤホンが光っている。



suddenly

to be continued.

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ゆり子

SnowManのファンです。よろしくお願いします。

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