女子高生刑事2

夢の中であなたに逢えたら

[現実]東京短期大学附属高等学校(朝)

桃山美稀の通う高校。

向陽先生「おはよう!おはよう~!」

生徒に向かって挨拶している。

桃山美稀「おはようございます」

向陽先生より先に挨拶をする。

向陽先生「朝早いね!」

桃山美稀「あはは(心の中でキモイと思いながら)」

向陽先生「午後の委員会よろしくな!」

桃山美稀「分かりました」

向陽先生「藍田先生~!」

藍田先生「向陽先生!!桃山もいるじゃないか」

桃山美稀「おはようございます」

藍田先生「おはようございます」

向陽先生「今、委員会の話をしていたところなんですよ」

藍田先生「そうでしたか。桃山1時間目の授業はなんだ?」

桃山美稀「数学です」

向陽先生「そうか、頑張ってな!」

藍田先生「遅れないように!」

桃山美稀「はい、失礼します!!」

2人の先生が見送る。

桃山美稀、肩からカバンがずり落ちながら頑張って教室へ向かう。

[現実]黒沢家・部屋

黒沢多歌子、母に用意してもらったクロワッサンをパソコンの横に置く。

黒沢多歌子「お腹痛い(お腹を抑えながら)」

黒沢順子「紅茶持ってきたわよ、ストレートでいい?」

黒沢多歌子「ありがとう、そこ置いといて」

黒沢順子「今日はオンライン授業?」

黒沢多歌子「そんな感じ」

黒沢順子「そう。頑張ってね」

黒沢多歌子「はーい(チャットで出席確認をしながら)」

×××

黒沢多歌子、うたたねをする。

[夢]顔写真入りの資料

みき「なんですかこれ」

たぴ「犯人?」

みき「署内にいたよ、この顔」

たぴ「まじ?」

みき「甲田先輩、知ってます?」

甲田菜愛「あ~昔出世コースにいたけど、今どこにいるんだろう」

風土直輝「同期なんだよね、俺。えーっと、どこだろう」

たぴ「西郷叶太、35歳」

みき「風土先輩、高校留年しました?」

たぴ「私、留年危機」

みき「うち、回避~」

甲田先輩「この人、中途採用なの」

みき「そうなんですね」

風土直輝「留年しないように気を付けて」

たぴ「補講受けなきゃ」

みき「出席しときゃいいんよ」

たぴ「悪夢悪夢」

みき「なんで窓際族の資料が」

たぴ「使い物になるんじゃない?」

みき「元首相の殺人未遂事件だもんね」

たぴ「私らより優秀なのかな」

みき「てゆーか風土先輩中途採用なんですか?」

風土先輩「そうだよ、菜愛さんにはその頃お世話になって」

たぴ「いいですね!甲田さんに教わるなんて!」

みき「西郷叶太ってどんな人なんですか?」

甲田先輩「ん~、変人?」

みき「見た目はかっこいいですけどね」

たぴ「どこが?魚類じゃん」

風土先輩「まあまあ、そんなこと言わない」

勝場シアン「はい(手を叩きながら)じゃあみんなで手分けして作業しよう」

みき「やです」

たぴ「アイス食べたい」

[夢]モンタージュ/みきの情報収集

みき「情報収集とか一人でやってらんないな~」

みき、パソコンを開いてお茶を飲む。

たぴ「お疲れ様~」

たぴ、みきに声をかける。

みき「ありがとう、調子どう?」

みき、椅子の背もたれにもたれかかる。

たぴ「肩凝るよね」

みき「なんかこの前編集室のドラマ見たんだけど、編集者がストレッチしててさ」

たぴ「まじか」

みき「なんか、マニアックな肩のストレッチだったんだよね」

たぴ「そうなんだ、ところで情報は?」

みき「一応一通り」

たぴ「やるじゃん、隊長のとこ行こ」

みき「待って、今資料準備する」

[夢]警察署・隊長室

金田久部長「お疲れ様」

みき「お疲れ様です」

たぴ「お疲れ様です」

甲田菜愛「お茶を持ってきました」

風土直輝「用意した資料、机の上に置いておきました」

勝場シアン「時間がないので、よろしくお願いします」

金田久部長「聞いてたよ勝場」

勝場シアン「はい」

金田久部長「前回の事件、お手柄だったね」

勝場シアン「ありがとうございます」

金田久部長「今回もみんなよろしくね」

風土直輝「よろしくお願いします」

甲田菜愛「よろしくお願いします」

みき「(帰りたいなと思い窓を見る)」

窓越しにたぴの変顔。

[夢]警察署・隊長室(日替わり・朝)

みき「一体どうしたら(頭を抱える)」

たぴ「金田久隊長、どう思いますか?」

金田久部長「いいことを考えた、囮捜査だ」

風土直輝「囮捜査は犯罪ですよ」

金田久部長「だよね~、やってられないねこんないい天気なのに」

甲田菜愛「もう朝かあ、みんなでモーニングでも行く?」

風土直輝「菜愛さん、おしゃれ~」

みき「これ、何をしてるんでしたっけ」

たぴ「元首相殺人未遂事件の方が気になる」

みき「まだ逃げてるんだっけ」

たぴ「どうなんだろ」

カツカツカツカツ。

勝場シアン「みんな差し入れ!」

甲田菜愛「ありがとうございます、勝場さん」

風土直輝「スムージーいただきます!」

みき「うちは、トンカツサンドいただきます」

たぴ「じゃあ、残り物で」

[夢]警察署・銃保管庫

みき「なんか、さっきの隊長見た?」

たぴ「怪しかったよね」

みき「って、風土先輩なんで銃保管庫に呼び出したんだろ」

たぴ「え、見てあれ」

西郷叶太、銃保管庫の奥で昼寝をしている。

みき「お菓子が散らばってる」

たぴ「これ、このままでいいの?」

[夢]警察署・銃保管庫前の廊下

風土直輝「誰かいるのか?」

甲田菜愛「いるわね」

×××

みき「やば」

たぴ「なにじゃがりこ食べてるの!」

みき「つい。寝てるし」

たぴ「普通食べる?」

みき「ツナマヨ味食べたくて」

たぴ「ファミマで買いなよ」

みき「だって、開いてなかったし。この人優しそうじゃない?」

たぴ「顔はね。こいつ甲田さんが変人って言ってたんだよ」

みき「たぴが食べたってことにする」

甲田菜愛「さっきから聞いてるけど」

みき「甲田さん(びっくりしながら)」

たぴ「私が悪いです!」

風土直輝「お~い(西郷を起こしながら)

西郷叶太「お母さん(寝ぼけながら)」

[夢]警察署・駐車場

みき「にゃんにゃん号の内装変えた?」

たぴ「暇で」

みき「なんでこんなふわふわにしたの?」

たぴ「ぬいぐるみ飽きるんだよね」

みき「だからってこんなふわふわにしなくても。ぬいぐるみは?」

たぴ「勝場さんが持ってった」

みき「えぇ(引く)」

たぴ「抱っこして寝てたら笑えるよね」

みき「乙女趣味?処分に1票」

たぴ「隣ゴロー号じゃん」

みき「なんかゴロー号いい匂いするんだよね」

たぴ「甲田さんかな」

みき「いや、風土先輩」

たぴ「香水高いの使ってそう」

みき「にゃんにゃん号は、消臭剤置かなきゃな」

たぴ「足臭いかな」

みき「気を付けよう~」

[夢]警察署・駐車場/22号車、車内

みき「ゴロー号の匂い嗅ぎに行かない?」

たぴ「いいよ」

みき「ジャムの瓶とかある?」

たぴ「ないに決まってんじゃん」

みき「うち、2000年の空気みたいなの買ったことあって」

たぴ「分かった、ゴロー号の空気売るつもりなんでしょ?」

みき「大正解」

たぴ「なしなし。あれ詐欺じゃん」

みき「詐欺師になりたい。じゃなくて」

たぴ「お母さん(真顔)」

みき「西郷じゃん(大笑い)」

たぴ「てか、2000年の空気どんな?」

みき「彼氏にかいじゃダメって言われたんだよね」

たぴ「そうなんだ、残念だったね」

みき「懐かしい気はした」

たぴ「この世にいないだろ、まだ」

[夢]ある車、走る車内

山田海斗「まじで刺しちゃったよ」

[夢]22号車、走る車内

みき「あ、犯人発見。カメラ!」

たぴ「用意オッケー」

みき「行くよ」

みき、パトランプをつける。

たぴ「あ、やば。逃げられた」

みき「行こ~」

たぴ「あの車100キロ超えてね?」

みき「回り込む?」

たぴ「止まれよ!!!(車の窓を開けて大声で叫ぶ)」

山田海斗「嫌だよ!!!!」

みき「とりあえずカメラ!!!」

たぴ「撮ったけど、もうちょい速度上げて!隣につけて!」

みき「分かった!」

たぴ「シートベルトしめて!」

[夢]56号車、走る車内

甲田菜愛「何やってんのにゃんにゃん号」

風土直輝「なんかあったか」

[夢]道路/22号車、走る車内

みき「やばい、こっちきた!」

たぴ「はい、隣きた~。写真撮れました~」

みき「山田海斗あほだろ。って逮捕しなきゃ」

たぴ「私たちも追うよ!!」

みき「え、また切り返した。写真!!」

たぴ「はい!写真撮れた。って女乗ってない?」

みき「私たちも!!!」

たぴ「は~い。もう一回切り返すんじゃない?」

みき「あ、切り返すか?こっち来た!カメラ貸して!写真撮る!」

たぴ「はい、撮れました~。ピントもあってるし大満足」

みき「じゃあ、ぶつけま~すドーン」

22号車、山田海斗の車にぶつける。

[夢]道路

山田海斗、車内から出てきて逃げる。

みき「警察です。どちら様ですか?(警察手帳を見せながら)」

たぴ「署で話を聞かせてもらいます(警察手帳を見せながら)」

みき「あ、すごい速さで帰って来る」

たぴ「ほんとだ」

みき「お~い」

たぴ「(手招きをする)」

山田海斗、土下座をその場でする。

みき「大丈夫?」

たぴ、カメラのシャッターを切る。

山田海斗、顔を上げる。

たぴ「これ誰にも見せないんで」

みき「なにビビってんのよ」

山田海斗「この女だけは!優しい女で。」

みき「事情聴取じゃないんで」

たぴ「逮捕ってどうやるんだっけ」

みき「とりあえず、甲田さん呼ぼ」

[夢]22号車走る車

みき「はーあ。たぴ置いてきちゃったけど大丈夫かな」

たぴ「いるよ」

みき「びっくりした!!!後部座席にいたんだった」

たぴ「山田海斗寝たわ」

みき「おやすみ~って」

たぴ「おやすみ~」

みき「こんなこと言っちゃなんだけど渡部殺されて良かったと思う」

たぴ「私も。物価高いし」

みき「とりま官房長官に別れの言葉言ってもらって国民泣かせとこ~」

たぴ「台本書くつもり?」

みき「う~ん、一緒に書く?」

たぴ「じゃあ、甲田菜愛殺しとく」

みき「泣ける~」

[夢]泉交差点

車が横転している。

みき「うわ、こんなんで良かった」

たぴ「分かる。山田海斗逮捕とか重い」

みき「どうすんだろこの人」

たぴ「終身刑待ったなし」

みき「あーね」

たぴ「んじゃ、56号車に連絡入れておきます」

みき「よろしくお願いします」

たぴ「こちら22号車、山田海斗を連行中。泉交差点にて車が横転中。56号車至急向かってください」

[夢]通信指令本部

勝場シアン「こちら通信司令本部、22号車は至急現実に戻るように」

[現実]東京短期大学附属高等学校

美稀「夢?それとも現実?」

美稀、よだれを袖で拭きながら起きる。

美稀「よし。授業もうすぐ終わりだ!」

勢いをつけて、起き上がる。

[現実]黒沢家・部屋

多歌子「最高な夢!って授業いつの間にか終わってる」

【ノート みきと犯人を捕まえた。正義について調べる。】

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ゆり子

SnowManのファンです。よろしくお願いします。

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