
グループホームの目の前
一斉に咲いた桜
曇りがちな表情が一気に明るくなる
自然のないところだと
思い込んでいた
なんて無味乾燥なところだと……
世話人さんのいる共有室
その窓からの景色
言葉に出来ないほど綺麗
風で舞っていく桜吹雪
これもまた美しい
世話人さんには
その特等席に座っていて欲しい
年に一度の花見を楽しんで欲しい
毎日作ってくれる味噌汁と白米
感謝の気持ちでいっぱい
身の回りのことの相談
静かに聞いてくれる
何事も明るくハキハキとした受け答え
こちらに清々しい気持ちを与えてくれる
当たり前にいてくれて
当たり前に私たちのことをよく見ている
与えれた場所で最善を尽くす
帰り道がどこかで逸れないように
いつもの二階の角部屋へ帰ろうかあ
