作者プロフィール
静海
小説を書くこととゲームで遊ぶことが趣味です。ファンタジーと悲恋と、人の姿をした人ではないものが好き。 ノベルゲームやイラスト、簡単な動画作成など色々やってきました。小説やゲームについての記事を書いていこうと思います。
作品一覧
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アダムはいなかった 「願い」5
「少し、頼まれてくれませんか。やり残したことがあと一つ、残っているので」 「太陽のことかい?」 「そういう...
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アダムはいなかった 「願い」4
「あなたと一緒にいるのが、思っていた以上に楽しくて心地よかったので。 ……だからまあ、あなたが寂しいと思うなら。一緒に...
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アダムはいなかった 「願い」3
「……とはいえ、僕がようやく姿を現した日だって……君が撃たれて死んでしまったら、君を見て精神を保つことが不可能になるか...
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アダムはいなかった 「願い」2
「……イヴからさ、娘ができたんだって話は聞いていたんだ。だから君の名前自体は知ってたけど……イヴが死んだって聞いて、君...
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アダムはいなかった 「願い」1
「……さて。それじゃあ希空、ここからは二人で話をしよう」 ジェイドを組織のビル前に送り返し、こちらを振り返った...
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アダムはいなかった 「再生」7
「……まったく、君たちの家庭の事情に巻き込まれた僕の身にもなっておくれよ。 それで、もうそろそろ十五分経つけど?」 ...
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アダムはいなかった 「再生」6
「……仕方ないな、それじゃあ僕も同席するよ。 できるだけ耳は塞いでおくから……ってひっぺがすのやめてよイヴ!」 ...
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アダムはいなかった 「再生」5
……まるで、いつかの私だった。生きる理由も意味もなく、ただうずくまって泣くばかりの生。自分の欠点から目をそらし、現状...
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アダムはいなかった 「再生」4
それきり静かに、涙を流し始めた彼に。もちろん同情の余地はないし、彼の言う通り許したくもない。だが……今のこの心境を、...
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アダムはいなかった 「再生」3
最初こそ、ひどく驚いたし拒絶したよ。ただ一度来てしまった以上、帰る道がないと泣きつかれて……そばに、置くようになって...
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アダムはいなかった 「再生」2
「……ふざけるなよ、お前。自分に都合が悪くなった途端、黙るばかりで罪を認めようともせず……そのくせ娘の生還すら喜べない...
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アダムはいなかった 「再生」1
目を開ける。どうやらまた、何か温かなものに包まれているらしい。 「おはよう、希空。大方治したと思うけど……どこ...