性格
川上犬は、長野県原産の希少な犬です。オオカミの血を引くとされる野性味溢れる性格となっています。
非常に勇敢、活発、警戒心が強く、飼い主には一途にですが、他人には懐きにくい「一守一主」の性格を持つことで知られています。
忠誠と警戒心
飼い主と認めた人には深い愛情と従順を見せますが、それ以外の人や犬には警戒心や攻撃を見せることがあります。番犬としては、非常に優秀です。
活発で勇敢
元々は、山岳地帯で猟犬として活躍していたため、運動能力が高く、活発で好奇心旺盛です。
賢く手強い
賢い反面、頑固な一面もあるので、しつけの必要があります。
信頼関係が築けないと手に負えなくなることがあるため、初心者向きではないです。
日本犬の古風な性格
現代のフレンドリーな家庭犬としては異なり、オオカミのような凛とした佇(たたず)まいや野性的な性格を残しています。
まとめ
現在、保護されているのは約300~350頭ほどしかいない希少な日本犬種です。
長野県南佐久郡川上村にしかいない犬です。
特徴
川上犬は、長野県川上原産の日本犬です。
国の天然記念物に指定されている希少な犬種です。
ニホンオオカミの血を引くとも言われ、野性味溢れる精悍(せいかん)な容姿、主人に一途な忠誠心、そしてカモシカ猟に用いられた強靭(きょうじん)な脚力と寒さに強い特徴となっています。
オオカミのような風貌(ふうぼう)
柴犬よりも少し大きく、筋肉質で鋭い目つきをしています。
野性的な顔立ちが特徴で耳が小さい三角形です。
「二君に見えず」の忠誠心
非常に勇敢で賢いが、飼い主に対しては一途です。
知らない人には懐きにくいが、番犬としては非常に優秀です。
高い運動能力
飛節(後ろ足の関節)が強く、牡は2メートルほどのジャンプ力を持っています。
岩場などでも走れる敏捷(びんしょう)さを持ちます。
寒さに強い
標高1000m以上の寒冷地で育ったため、冬の寒さには強いのですが高温多湿な環境は苦手です。
帰家性(帰巣本能)
非常に強くて、山で迷っても家に戻ってくる能力が高いです。
希少な存在
川上村の保存会によって管理されています。純血種の数が非常に少ないです(数は100頭程度)。
歴史
川上犬は、長野県川上村原産の日本犬です。秩父山塊のヤマイヌ(ニホンオオカミ)の血を引くとされ、高い運動能力と野性味を持っています。
カモシカ猟の犬として活躍したが、戦時中の絶滅危機から村人の手で復活させました。
長野県の天然記念物に指定されている(1983年再指定)希少な犬種です。
起源・発祥
長野県南佐久郡川上村(主に梓山地区)で、猟師が山犬(オオカミ)を飼いならしたという言い伝えがあります。
カモシカ猟犬としても活躍していました。
1910年頃
梓山地区の猟師が地犬を繁殖し、梓山犬として知られるようになりました。
大正~昭和初期
優秀な日本犬として評され、1919年(大正8年)に長野県天然記念物に指定されました。
戦中・戦後
戦時中の食糧難や軍の撲殺令により、絶滅寸前まで減少しました。
復活
1950年代から村の有志が生き残った純血犬を買い戻すなどの努力を行い、繁殖を再開させました。
現在
昭和40年(1965年)に一度指定解除されましたが、保存会の努力により1983年(昭和58年)に再指定しました。
現在は約300~350頭が主に川上犬の保存会によって守られています。
