漢字の由来
「北海道」という名称は、明治時代に探検家・松浦武四郎が提案した「北加伊道(ほっかいどう)」が由来となっています。
アイヌの言葉で「この地に生まれた人」を意味する「加伊」に、日本の行政区分である「道」を組み合わせて、1869年に採用されました。
名付け親
松浦武四郎が幕末から明治にかけて探検しました。
明治新政府に意見書を提出して命名しました。
「加伊」の由来
アイヌの人々が自らを呼ぶ言葉「カイ」が由来で、敬意が含まれています。
「海」への変更
当時は「北加伊道」でしたが、北方の海を意味する「北海道」に変更されました。
古代の「五畿七道(ごきしちどう)」にならって定着しました。
アイヌ語由来の地方
道内市町村の約8割はアイヌ語に由来しています。札幌(サッ・ポロ=乾いた大きな川)、小樽(オタルナイ=砂浜の中の川)など、地形や特徴を表す音に漢字を当てたものが多いです。
歴史
北海道の歴史は、2万年以上前の旧石器時代に始まりました。
狩猟・採集の独自文化(縄文~擦文∼アイヌ文化)が発展していきました。
13世紀以降、本州(和人)と交流し、江戸時代は松前藩が支配し、1869年に「北海道」と命名されました。
開拓使による本格的な近代化と本州からの移民(屯田兵)が進んでいきました。
古代・中世
続縄文文化や擦文文化を経て、13世紀頃からアイヌ民族が独自の文化(狩猟・交易・神々を祀る精神文化)を形成しました。
江戸時代
松前藩が道南を拠点に交易を独占しました。和人とアイヌ民族の交流・抗争が続いていました。
明治維新(1869年)
「蝦夷地(えぞち)」~「北海道」へ改名しました。
開拓使が置かれ、欧米の技術を取り入れた産業基盤の整備と本州からの移民(士族や頓田兵)による開拓が本格化していきました。
近代・現代
国際貿易港
函館の開港、道路・鉄道の整備が進み、農業鉱工業が発展しました。
なぜ北海道だけ道なのか?
北海道だけが道なのは、明治時代に「蝦夷地」が日本領土として編入された際に、五畿七道の行政区分の名残と広大な土地を統一的に統治するための「北海道」という名称が採用されました。
道(地方)としての性格と後に都道府県と同格の行政単位になったものです。
他の都道府県が「都、府、県」と略されているのに対して、「北海道」は「北海」と略さないのは、地域区分としての意味合いが強く残っているからです。
