
はじめに
へたまるがまだ子供の昭和時代。家族がフィルムカメラで撮った鉄道写真を、オリジナルの味を残しつつ補正したものを紹介していくという企画の第4弾!
「江ノ島電鉄編」です。
今回は、へたまるが昔の撮影スポットを訪れて、出来るだけ同じ構図で撮り、昔の写真と見比べようという企画です。
どれだけ変わっているのかが見どころです。
*兄から失敗作の写真をもらっていましたので、汚れていたりして見づらくなっていると思いますがご了承ください。
まずは、江ノ電について知っておきたいと思います。
江ノ島電鉄(江ノ電)
江ノ電について

湘南を走る小さな私鉄
神奈川県の相模湾に面した湘南の海岸沿いを走る私鉄です。
神奈川県民で知らない方は、いらっしゃらないのではないでしょうか。
江ノ電の特徴
地元の人たちの生活や通勤通学に使われる路線ですが、鉄道そのものも観光スポット化して、国内や外国からの観光客で賑わうようになりました。
・「電車は小さめサイズで、民家とのせまい隙間を縫うようにゆっくり走っている。」
・「車道を挟んですぐに海岸線という区間もあり広大な海を一望できる。」
・「路面電車のように、車道の真ん中を走る区間もある。」
沿線の見どころ
沿線には見どころがたくさんあって、一駅ひと駅に多くの観光客を見かけます。
例えば…
- 鎌倉駅:
- 鎌倉時代の古都。神社仏閣や歴史好きにはタマらない街。
- 江ノ島駅:
- 橋で渡れる「江ノ島」への最寄り駅。サザンオールスターズの歌でもおなじみ。
- 鎌倉高校前駅:
- 海を一望できる海岸に一番近い駅。多くのドラマや映画のロケにも使われていて、近くの踏切は外国人にも有名。
- 稲村ケ崎駅:
- 富士山を背景に江ノ島と海岸線が一望できる絶景が人気。「かながわの景勝50選」にも登録。
- 長谷駅:
- 「長谷寺」や鎌倉大仏がある「高徳院」が一般的に有名。

「へたまる家族」撮影―江ノ電の昭和50年代フィルム写真
藤沢駅
藤沢駅は江ノ電の拠点駅で、江ノ島や鎌倉観光の玄関口です。

(昭和52年 へたまる父or長兄撮影)
乗客たちが半袖なので季節は夏でしょうか。
陽の光が、屋根と丸窓から取り入れていて、閉塞感がありません。
電車は丸っこいかわいいフォルムをしていますね。低くうなるモーター音が聞こえて来そうです。

(令和8年5月 へたまる撮影)
令和の江ノ電藤沢駅は、リニューアルはされていますが、基本的な造りは昭和のままですね。
駅構内の明かりは昭和と違ってすべて明るい照明になっています。
この角度から撮ると、残念ながらホーム柵で車両の前面が隠れてしまいますね。

鵠沼駅(境川橋梁)

現像時の長兄の指の汚れが付いていますね
(昭和50年代 へたまる長兄撮影)
鵠沼駅のそばを流れる「境川」を渡る江ノ電。
まるで、昔のドラマ「裸の大将」に出て来そうなロケーションです。
河原には菜の花でしょうか。心穏やかになりますね。
当時も、この橋はレトロで珍しかったのでしょうかね。

(令和8年春 へたまる撮影)
今の橋は、新しく架け替えられ、しっかりした造りになっていますが、緑の仕切り(高欄?)で車両が隠れてしまっています。
護岸工事で改良されて、河原に咲く花も見られなくなりました。残念ですが仕方がないですよねぇ。

江ノ島駅
1.

(昭和52年 へたまる父or長兄撮影)
駅名表示板や手書きの文字が、昭和の味を出してますね。
ポイント(転てつ機)は、もしかして手動なのでしょうか?そんな形をしてますよねぇ。

(令和8年5月 へたまる撮影)
昭和の写真の撮影ポイントにはもう立ち入れず、藤沢方面ホームからの撮影になりました。
ホームいっぱいに屋根がついていて、昔の面影を残すようにレトロな造りになっていました。
2.

留置している江ノ電とスナック菓子を食べる小学生へたまる
(昭和50年代後半 へたまる父撮影)
車両が留置されてますね。
当時流行っていたスナック菓子を頬ばりながら映っているへたまるはムチムチです。

昔の写真の位置に立つ現在のへたまる
(令和8年5月 へたまる撮影)
訳あって、昭和の写真の撮影場所とは反対がわのホームからの撮影になりましたが、留置線は今でも存在していますね。線の数は減ったように見えます。
分かりやすいように、小学生のへたまるが撮ってもらった場所に、へたまるを立たせてみました。

腰越駅(神戸橋)

(昭和50年代 へたまる長兄撮影)
すべてが懐かしい街並みです。左手前のトラックや乗用車はへたまるも見たことのある形をしていますし、民家も完全に木造ですよね。
兄はきっと、川面に電車が映ることも考慮して撮影ポイントとして選んだのでしょう。

(令和8年春 へたまる撮影)
腰越駅付近のこの場所は、意外に昔のままで、建造物の補強や補修はされているものの、雰囲気的には変わっているような印象はありませんでした。
この撮影スポットは、今でもなかなか良いのではないかと思います。
カメラを構えるこちらの歩道はかなり狭いので、他の歩行者の邪魔にならないよう気を遣いながらの撮影になりました。

七里ヶ浜駅(七里ヶ浜1号踏切)

(昭和50年代 へたまる長兄撮影)
昭和の写真には、背景に太陽の光に輝いた湘南の海が広がっていて、右には鉄道の資材らしきものが確認できます。
広々とした空間に見えます。
当時の路線バス?の一部もチラッと覗いてますね。

(令和8年5月 へたまる撮影)
周辺には建物が建っていたので、背景の海は見えなくなっていました。
ただ、この独特なカーブはそのままで、江ノ電らしい曲線だなぁと感じました。

極楽寺駅

(昭和50年代 へたまる長兄撮影)

(令和8年春 へたまる撮影)
極楽寺駅に停車しているようすを橋の上から撮影したものです。
昔は、プラットホームが短くて軌道敷内の敷地が広々した感じでしたが、今ではホームが長くなり屋根も付いているので、すこし撮る角度を変えないと電車が隠れてしまいます。多少、窮屈になってしまったかなと思います。
そして、右側の石垣も補強されていて、昔ながらの渋さはあまり残っていないように感じました。
カメラを構えた橋も、けっこう車が通るので、気を遣いながらの撮影になりました。

長谷駅
1.

(昭和50年代 へたまる長兄撮影)

(令和8年春 へたまる撮影)
これぞ「江ノ電の通る路」の典型ですよね。
両側は一般の民家がところ狭しと隙間なく並んでいて、電車と塀の間に人が立てる余裕などありません。
こんな場所がいくつもあります。
現在も雰囲気は変わらず、ステキな光景ですよねぇ。
近年は、オーバーツーリズムで観光客が多いですが、その影響で地元の住民の方が困っているという事もあるそうです。何事も、良いも悪いも「過ぎ」には気を付けたいですね。
2.

(昭和50年代 へたまる長兄撮影)
長谷駅付近にある御霊神社の鳥居と松の木を入れた境内からの写真です。
昭和の写真では、踏切が見当たりませんが、向こう側にはあったのでしょうか?

(令和8年春 へたまる撮影)
まずは、神様にお参りしてから撮影。
兄が撮った時代は、神社の内側から撮影できたようですが、現在は境内の撮影は禁止になっているので、やむを得ず鳥居の外側からの撮影になりました。
鳥居と松の素晴らしい組み合わせは、今も健在です。

まとめ
江ノ電ももちろん、今になって変わっていないことなどありません。
でも、意外に昔の雰囲気が保たれているように感じられました。懐かしくて嬉しかったです。
きっと江ノ電さんは、そういう努力をしているのだと思います。
昔の撮影スポットをピンポイントで探すために、地図やGoogleストリートビュー、航空写真などを照らし合わせて特定するのには、けっこう手間がかかりました。
現在は立入禁止になっていたり、駅の構造が変わっていたり、建造物が建っていたり、さらには昭和と令和のコンプライアンスの違いで思うように撮影ができない所もありましたが、結果すべてのショットを抑えることが出来ました。
へたまるの勝手な自己満足も得られて、ホントありがたい事だと思っています。
きっと、長兄もニコッとしているのではないでしょうかねぇ。
