毎度皆様こんにちは。
今回は私が考える「作品の”面白さ”とは何か?」と「技術論がもたらす落とし穴」について考察していきたいと思います。
まず私の考える「作品の”面白さ”」は「作者の個人由来の現実感を体験できること」です。
もし特殊能力が普通にある世界の作品というジャンルが同じでも作者が「何を現実と見るか?」によって面白さは違ってくるでしょう。
ある人は「特殊能力によって世界の命運をかけた戦いに巻き込まれる」というストーリーを描き、
ある人は「特殊能力があることを隠して普通の日常と非日常の二面生活を送る」というシナリオを描く。
もしくは「特殊能力を日常のトラブルを解決するために使うドタバタコメディ」というネタで物語を作る。
そういったそれぞれの作者の「自分なりの現実感」を体験できることにより、作品を読むことで娯楽性が得られると私は考えます。
「技術論先行のもたらす落とし穴」にも通じる話ですが、作品の「特別性」とは作者の内面世界が読者と共有されることで生じるものであると私は思うのです。
大多数の人たちにとって「特別とは自分以外の特別な何かになる事」だという所感がメジャーではないでしょうか。
だからこそ「素人にはわからない専門知識をたくさん知っていて、にわかには使いこなせない脚本術や文章術で”特別”を表現するのがプロなのではないか?」という考えで創作論を学ぶ方も多いかと思います。
しかし誰もが共有しているであろう独占しているわけでもない基礎理論や外付けの専門知識が自分の望んだ”特別”を生んでくれるのでしょうか?
私はそうは思えません。
例えていうなら「これであなたも引く手数多のカリスマ料理人になれる!プロ御用達の調理器具セット100万円!今なら使い方マニュアルと解説動画もプレゼント!」というセールスと変わらないのです。
いくら脚本術や文章作法の知識を丸暗記しても「あなた自身の世界」が反映されていない物語が読者の胸を打つことはないでしょう。
様々な現実の不都合や社会に適応するために捨てた「あなたの見る世界」こそが最強のオリジナリティの必須要因なのです。
無論現実社会に生きる読者のためにわかりやすく調理するために脚本術や文章作法は必要になってくるモノです。
ですが料理のメインはあなた自身の内面世界の在り方です。その重要性をおざなりにしないでください。
そしてソレが理解できた頃、初めて脚本術や文章作法はあなた自身の物語を最高に輝かせる味方になってくれるはずです。
まずは自分の中の現実と向き合ってみましょう。そこで感じたこと考えたことがあなたの物語の唯一無二性になっていくのです。
あなたはあなた以外の存在にはなれません。
ですがあなたの中の現実感は自分だけのオリジナリティの源になってくれるでしょう。
あなたが自分だけの物語を紡いでいく旅路を始められることを願っています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
