学院怪談忌 呪われた箱 ACT6 記憶 Memory 

それは九龍とランスロットに出会う前。

ちょっと休憩してまたこの家を調べようとしたときだった。

「そういえば、あの時どうしてこの家は心霊スポットになったのかな」

指先でスクロールして、あるサイトの記事を読む。

・名無しさん 女子高生行方不明事件 夏頃、近隣の女子中高生たちが行方不明。犯人はこの家の持ち主である×××として彼女らを監禁させた疑いあり。 しかしその後、多くの遺体が発見される(一部抜粋)】

と記されていた。

「思い出した。犯人……彼女たちを監禁……? 嘘だよね、先生!?」

あたしが泣き叫ぶと、令菜先生は強く首を振る。

私はそんなこと知らないっ! あのに入っていた彼らが全てを壊したのよ!

あたしは、我慢できなくなり令菜先生に問い詰める。

「ねえ、先生……応えてよ!」

これ以上……話してもあなたがもっと辛くなるだけよ……

確かに今は日記とあの記事での情報を知っただけで、他に手がかりなんてない。

(だったら……なんとしてでも、令菜先生から聞かないと)

あたしは強く交渉する。

「お願いします! いったいここで何があったのかあたしは知りたいんです」

令菜先生はあたしに近づき大きな沈黙の後、口をひらいた。

「やっぱり、ダメですよね……」

……わかったわ。蘭ちゃん、少しショッキングな話になるけれどそれでもいい?

もちろん覚悟はできている。

令菜先生のためならどんな事でも信じる。

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幽刻ネオン

はじめまして、趣味は読書(ミステリー、ホラー、怪奇小説)とゲーム(リズム、ノベル)です。最近までネットで小説をかいていました。自閉症、トランスジェンダー持ちではありますが、無理なく仕事ができるように訓練しています。スピリチュアル(占いなど)が好き。 アニメ(ラブライブ)やゲーム実況(にじさんじ)にはまってます。 紡ぎ手として様々なことに挑戦していきたいです。

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