LATER SEQUELS SERIES #01
2022年10月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
電光超人グリッドマン (1993~)
SSSS.GRIDMAN (2018~)
SSSS.DYNAZENON (2021~)
前述
早過ぎた名作に時代が追いついたのか、
かつて『それ』に触れた人物が次代の作り手になる程の時間が経ったのか。
続いた作品が評価される保証はない。
でも、そこにある熱量が新しい波を作ることは、きっとある。
自叙
幼少期、印象に残った特撮ドラマ、というとこれがあげられる。
裏で放送していた勇者特急マイトガインとセットで録画して何度も見た記憶が。
ウルトラマン+ロボットの破壊力は凄まじい。SSSS.DYNAZENONの放送が入院中のしかも誕生日に始まったのでテンションが上がった。
概要
円谷プロが1993年に制作した特撮ドラマ。
円谷プロといえばウルトラシリーズでお馴染みだが、 本作はウルトラシリーズとの直接的な関わりは無い。 後にウルトラマンメビウスでオマージュ演出があったりはしたが。
本作は円谷プロダクション創立30周年記念作品として位置づけられており、 かつてウルトラシリーズを放送していたTBSは、ウルトラマン80を制作していた際に当時の社長円谷皐がいざこざを起こし役員室出入り禁止を食らって以降、 ウルトラマンフェスティバル等のイベントを共催する様な機会がありながらも、 一定の距離を保つ冷戦状態が永らく続いていたが、そこに富士通が介入し、両者を仲裁する事によって放送が決定した。
そんな経緯もあってか当時はビデオや海外ウルトラシリーズ制作が主だった円谷プロにとって本当に久々のテレビ作品であった。
特撮や怪獣のデザイン、独特な雰囲気のミニチュアなど、強い熱気と意気込みを感じ取ることの出来る作品に仕上がっている。
「コンピュータウイルスの怪獣と戦う電脳世界のヒーロー」という、 コンピュータ自体が一般家庭にほぼ普及していなかった時代において、 あまりにも斬新な設定を採用した意欲作。
似た設定のカプコンのゲーム『ロックマンエグゼ』や、 NHKで放送された『コレクターユイ』の話になると、連鎖的に話題に上がる。
またヒーローもそのサポートポジションの仲間も、 それまでのような特捜チームではない、極普通の中学生で、 メインスポンサーのタカラが制作してきたロボットアニメ勇者シリーズの様に「強化合体」が前面に押し出される等、それまでの円谷特撮とは異なる、大胆なコンセプトが特徴。
というのも、グリッドマン自体がタカラからの持ち込み企画であり、味方メカのゴッドゼノンが「トランスフォーマー」のコンボイに似たデザインになってるのはその為である。
勇者シリーズの流れを汲んだ「サポートメカとの合体によるパワーアップ」等の路線が功を奏したのか、関連玩具の売り上げ自体は最初から最後まで比較的好調だった様で、タカラ側で武史とグリッドナイト(カーンナイト)を主役とした次回作も構想されていた。
あらすじ
中学生の翔直人、井上ゆか、馬場一平の三人はそれぞれパーツを持ち寄り、 手作りパソコン「ジャンク」を組み上げた。一平はこれが親に見つからない様に守り神としてCGキャラクター「グリッドマン」を描く。その中にコンピューター内に存在する、異世界からやってきたスーパーヒーローが宿るとも知らずに…
ある日、ゆかに密かに思いを寄せる同級生の天才ハッカーの藤堂武史は、彼女にラブレターを渡せなかった腹いせに彼女の実家・井上病院のCPをハッキングして荒らし回った。 すると、武史の前に魔王・カーンデジファーを名乗る謎の生命体が出現した。
カーンデジファーは、武史がデザインした怪獣・ギラルスをコンピューター内で実体化させた。井上病院で被害が広がる中、直人達の前にハイパーエージェントと名乗る存在が出現。 一平が守り神として描いた、グリッドマンのCGに宿った彼は、 直人達にカーンデジファーを倒す為に協力を申し出る。
こうしてコンピューター世界のエージェントと魔王の戦いが始まった。
中学生トリオの奮闘とウルトラにロボを加えた試み
ハード、ソフト面に関して造詣があっても、 主人公達は普通の中学生でその振る舞いは等身大であった。
主人公の翔直人は、ウルトラマンよろしく、 戦闘時にグリッドマンと融合し、彼の活動限界を伸ばす役目を負う一方、 一平とゆかは、ジャンクを通して、 グリッドマンを助けるアイテム・兵装をデザイン・プログラミングする事でその戦いを援護した。
そもそも実体化した怪獣とは、かなりのサイズ差があり、 ゆかの「巨大化プログラム」で同等のサイズでの戦闘が可能になった。
バリアーシールド、プラズマブレード等の武装に加え、 サンダージェット、ツインドリラー、ゴッドタンクの操縦型の戦闘マシン。 その三機が合体した、合体電神ゴッドゼノン。
その発想の元もスペシャルドッグ(ホットドッグ)や 変形玩具(勇者シリーズのメカのリペイント)だったり、と日常に根差していた。
また第十八話劇中のニュースに出ていた「中国の古墳で発見された『龍を象った副葬品』」※をヒントに作られた、龍を模した大砲として、ドラゴニックキャノンが産み出され、改装後に飛行能力を持った戦闘機・ダイナファイターとなり、更に大型攻撃機のキングジェットが開発され、恐竜型ロボのダイナドラゴンに合体が可能になった。
ゴッドゼノン、ダイナドラゴン共にグリッドマンとの合体形態があり、 攻撃・防御特化のサンダーグリッドマン、 対毒と機動力に優れたキンググリッドマン、 と従来のウルトラシリーズでは、見ることの無かった姿を見せてくれた。
また放送当時に発売された玩具の出来が良く、 合体機構に関してもほぼ完璧だった。
後年、スーパーミニプラで発売された時は技術の進歩もあって、 サイズダウンしつつも、造形と機構の両立を見せてくれた。 ついつい購入してしまった。
※第十八話「竜の伝説」のエピソードが後に掘り下げられ、なんと『SSSS.DYNAZENON』という1クールの続編アニメの基礎設定となった。
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